疲れている椎骨には圧痛があるのです。
稽古でサーッと背骨に触れてもらうと、痛みがある処があります。
その骨が疲れているんですね。
例えばその骨が胸椎6番ですと胃が疲れている、ということになります。
そのいつもある圧痛が、風邪を経過した後に触れてもらうと、無くなっているんですね。
風邪によって椎骨が弛んで、身体が休まるんです。
野口晴哉先生の『風邪の効用』という著作は具体的な本なんです。
風邪を引く前と後の背骨を触れば、その効用は誰でも分かるんです。
人と人が背骨を触れ合う機会をもっと作りたいものです。
もっとお互いの身体を知りあうことが出来て、大袈裟な言い方をしますが、差別も戦争も無くなると思います。
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