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執筆者の写真湯本裕二

捩れ体癖(?)

1種と4種の入っている方でした。

 

この場合は基本的に重心が前と右にあるわけです。

 

体癖は普通三つ入っているとされているのですが、そこにもう一つの三つ目の体癖との兼ね合いで、重心が外にも開いていくんです。

 

こうなると力学上運動しますと、身体は捩じれるんですね。

 

しかも上下型が入ってますから、上の方で捩れるんです。

 

こういう方を捩じれ体癖とは言わないのですが、捩れ体癖と同じように身体上のある箇所に捩れ的な変動が起きるんです。

 

ですので、その点だけ見ますと、捩れ体癖っぽいのです。

 

でも体癖は全然違うんです。

 

とはいえ、体運動の構造上、身体が上の方で捩れる癖があるのは事実なんです。

 

体癖を観る時に、こういう処をより分けていかなくてはならないんです。

 

だから実際に体癖を判別するのは凄く難しいんです。

 

簡単に目につく面はいいのですが、深層にある、ないしは表層にある、体癖現象とでも言うべきものとの区別ですね。

 

実際に操法していて苦慮するのはこういった処なんです。

 

これから少しずつこういった専門的なことも書いていきたいな、と思っています。

 

たまに、体癖を教えてくれ、と言われるのですが、かんたんに目につくものに関しては言えますが、あまり意味ないんです。

 

皆さまの身体は、複合体癖が幾つか絡まりあって、独自の体運動を創り出しているんですね。

 

細かく見ていくと無限にバリエーションがあると思います。

 

一つとして同じ生命は無いのです。

 

そして一瞬たりとも同じ場所に留まっていないんです。

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