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執筆者の写真湯本裕二

吐瀉で邪氣の吐出

幼稚園のパパ会(実態はただの飲み会)なるものが爆誕いたしまして、お誘戴いて飲みに行ったわけです。

皆様おっしゃていたのが、幼稚園の集まりであるという口実ですと(ただ飲みに行くということであっても)、わりと奥さんが好意的に送り出してくれる、とのことでした。


それはそれとして、かなり飲み過ぎてしまいまして、店のトイレで吐いてしまったんですけども、吐いた瞬間から身体が軽くなったんです。

その時は本当に不思議だったんですけども、翌日の朝もかなり爽快な氣分でして、なんでだろうなあ、と思って考えていたんですけど、ある時これは邪氣の吐出だ、と氣づいたんです。


活元運動の準備として、鳩尾を押さえて口から邪氣を吐くのですが、期せずしてというか、飲みすぎで吐いた時に、邪氣も同時に出ていったわけです。


内観すると、胸椎6番と8番が弛んでるんです。

これは何方も胃であって、感情や鳩尾の固さでもあるんです。

ここが弛んで、同時に9番と10番という肝臓と腎臓の処は少し疲れてるんです。


野口整体では腹部第一という処になりますが、とにかく鳩尾が弛みました。


なるほどと思いまして、現在の科学ではアルコールは、ワイン一杯であろうが毒でしかなく細胞を破壊する神経毒に過ぎないとされています。

意識の高い方々はだんだんと、煙草同様に飲酒を控えてきています。


私もそこに習いつつあったのですが、今回のことで認識が改まりました。

毒もやはり使いようで薬になります。


結局のところ身体が敏感であるなら、何でも薬になり、何も考えずとも自ずと健康になります。

吐くまで飲むことで身体が健康になるという視点は野口整体にしかないものであると思いますが、思い込みや常識を捨てますと、視野が広がり、生活に厚みが出てきます。


飲んで吐いた私が、飲酒以前よりも健康になったのは事実です。


とはいえ、さすがに他人には「飲酒健康法」は勧めません。

あくまでこういった例もありますよ、ということで皆さまの健康観を押し広げ

る一助になればと、お伝えしました。


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