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執筆者の写真湯本裕二

親知らず

親知らずが生えてきたのは高校2年の頃でしたた。

 

よく憶えているのは、そこから顎関節症になったんですね。

 

私の親知らずは真っすぐに生えてきたのですが、大きくて尖っていたんですよ。

 

上も下も大きく尖っていて、それでその前にある歯が接地しなくなってしまって、噛みしめると、四本の親知らずだけで噛んでいるような状態で、そこから色々おかしくなったんですよ。

 

今から分析すると、歯は頸椎4番なので、息も吐けなくなるんですよ。

頸椎4番が狂うと。

 

それで鬱になるんですよ。息吐けないので。

 

身体も当然歪みますし。

 

それでそこから10代後半から20代後半まで調子悪かったですね、人生。

 

で、28才位かな、に抜いたんですよね親知らずを。

 

抜いてすぐに40℃の高熱が出て、これはそれまで硬直してた筋肉や関節を弛めようとして出たんですね。

 

今にして思うと。

 

その頃は野口整体とか知りませんでしたけど、解熱剤とかは飲みませんでしたね。

 

直感的に飲んではいけないと感じたんですね。

 

そこで飲んじゃってたら弛みませんからね。

せっかく高熱出たのに。

 

それで、人生が好転しだしたのはそこで歯を抜いてからなんですね。

 

そこからまともに頭も身体もまわるようになった。

 

その辺から、頭を使う前に、行動を起こす前に、身体を整えないと駄目なんだと痛感したんですね。

 

それで野口整体に興味を持つようになったんですけど、皮肉なことに野口整体の技術の中に歯に対するアプローチってほとんどないんですね。

 

歯は悪くしたら削るか抜くかしかないですからねえ。

 

何事にも限界があるわけなんですが、でも、施術をしていて、「歯が原因ではないですか?」と本人が氣づいていないことを指摘することはできますので。

 

だから「何も症状がなくてもいらっしゃってください」と言うことがあるんですけど、身体ってほとんどが無意識の側に押し込められていますので、私が触れて言葉にして意識化することができますので、直観的に操法が必要だ、と思ったら一度いらっしゃって下さい。

 

暗闇に光を当てることが出来るかもしれません。

 

よろしくお願いいたします。

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