師匠にお誘い頂いて、岡島瑞徳先生のお墓参りに行ってまいりました。
お墓は渋谷にあるのですが、ビルの狭間にあって格好いいのです。
お好きだったというエビスビールなど捧げました。
岡島先生は私の師匠の師匠なのですが、直接お会いしたことはありません(妻は会ったことがあるんですねこれが)。
知っているのは鞄もちをされていた師匠からの伝聞と講義録とビデオでのお姿を通してです。
内部での話や、市販されていない講義録など読むと、とても人間的な方ですごい魅力があったのだろうなあ、と思います。
特に偉かったなあと思うのが、講義録を残されたことです。
野口晴哉先生の高弟だった方々とかいらっしゃるわけですが、その方々は講義録など残していないので、その高い水準の技術も思考も全て消えてしまいました。
ほとんど受け継がれていないんですね。
ほぼすべて消失しています。
岡島先生は、ここまで考えて、ここまで技術を磨いた、という証を講義録として残していて、そのことは本当に素晴らしく5種的に現実的だった。
記録しなければ技術も思考も消えるのです。
岡島先生の講義録がなければ、少なくとも私の技術も思考も20年は遅れていました。
ありがとうございました、という念で墓前でビールを頂きました。
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